本・雑誌

昭和の生き証人 入江相政(1905-1985)

【人物概要】公卿の家系に生まれる。祖は冷泉家。父も天皇侍従。学習院教授から侍従になって昭和天皇に50年奉仕し、侍従長退官の前日に急死した。大戦前後の天皇に仕え、詳細且つ膨大な日記を遺した。エッセイストとしての著作も多い。戦後の皇室外交は彼が…

『新青年』趣味 第12号 特集:夢野久作

神保町の書肆アクセスで購入。『ドグラ・マグラ』以外の作品に焦点をあてた評論はあまりお目にかかれないので興味深く読んだ。研究参考文献目録が圧巻。 昨年12月の『彷書月刊』も夢野久作特集。二十数年の月日を費やし刊行を了えた著作集の出版記念的内容。…

借りた本が読み終わらない

正月休み用に図書館で借りた本が読み終わっていない。今日はそれを片付けるつもりが、いつのまにか仙台で買った古本のほうに手が伸びていた。 『図説・2・26事件 (ふくろうの本)』(河出書房新社)---◎ 『離婚 (文春文庫)』色川武大(文春文庫)---◎ 『建築…

坪内さん祭り

『あらためて「ツボちゃんを追え!」』(http://d.hatena.ne.jp/tsubochan/)で紹介されていた坪内さんの新刊を探しに行く。 ●『極私的東京名所案内』坪内祐三著・彷徨舎刊 東京堂書店ならきっと在庫あるだろう。と信じて行ってみたらサイン本だった。わーい…

有隣堂@ヨドバシアキバ7F

・『ユリイカ』2005年12月号 特集 野坂昭如 いまこそNOSAKAだ! ・『場所 (新潮文庫)』瀬戸内寂聴(新潮文庫) ・『銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)』ダグラス・アダムス/安原和見訳(河出書房新社) ・『日本怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)』紀田順一…

復刊ドットコム経由

◆写真集「幽霊城」「悪霊館」/撮影:サイモン・マースデン http://www.fukkan.com/vote.php3?no=2961 中央区図書館に在庫あり。買う前に下見してこよう。 ◆『筑摩書房』 復刊特集ページ http://www.fukkan.com/group/?no=782

長谷川時雨『旧聞日本橋』(青蛙房・1971)

blog『森茉莉街道をゆく(+長谷川時雨)』(http://blog.livedoor.jp/chiwami403/)で知った長谷川時雨の本を日本橋図書館で借りてきた。 女流劇作家として大正〜昭和初期に名を馳せ、林芙美子や円地文子が世に出るきっかけを作った人で、日本橋大伝馬町あ…

借りた本『人類最古の哲学 カイエ・ソバージュ(1) (講談社選書メチエ)』

タモリ+糸井重里がきく、1万年の人類の記憶と希望! 【ほぼ日刊イトイ新聞&中洲産業大学PRESENTS】 はじめての中沢新一。アースダイバーから、芸術人類学へ 10/24(月)東京国際フォーラム ホールC http://www.1101.com/nakazawa_info/index.html というイベ…

これから読みたい本

夢野久作―方法としての異界 (岩波セミナーブックス)作者: 百川敬仁出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/12/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る図書館で取り寄せ待ち。 東京都内の図書館にあれば、どこでも資料取り寄せできる仕組みがあ…

アメーバブックス、2ちゃん発「ぼくとオタとお姫様の物語」を書籍化

http://www.shibukei.com/headline/2531/index.html ■「ぼくとオタとお姫様の物語」まとめサイト http://tana.pekori.to/tear/log/A008.html ちょうど昨日まで再読していたところにこのニュース。 Webテキストにオリジナルエンディングを加筆しているのはち…

おとなのがっけん「学習」と「科学」

大人の科学マガジン Vol.08 ( 棒テンプ式機械時計 ) (Gakken Mook)作者: 大人の科学マガジン編集部出版社/メーカー: 学研プラス発売日: 2005/06メディア: ムック クリック: 8回この商品を含むブログ (22件) を見る学研の「学習と科学」で育った大人たちを主…

ベースボールマガジン 夏季号「蘇る黄金の70年代プロ野球」

http://www.bbm-japan.com/magazine/q-baseball/new/index.html 弟の部屋にあったのを拝借してパラパラと拾い読みしてるうちに全部読んでいた。 選手の顔とユニフォーム姿が、記憶の奥底に仕舞われていたものと一致していくのが快感だった。日ハムの高橋直樹…

肌ざわり/尾辻克彦

肌ざわり (河出文庫)作者: 尾辻克彦出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/05/07メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (16件) を見る1979年の中央公論新人賞受賞作。この後に『父が消えた』で芥川賞を受賞。 奇妙な舌触りの短編集。作家の…

武田百合子「富士日記」再読

富士山麓の山荘でつけていた日記をまとめたもの。 夏に読みたくなるのは真夏に飼い犬が死んだ場面の描写が鮮烈だったから。

イグ・ノーベル賞 大真面目で奇妙キテレツな研究に拍手!

電車で読もうと図書館で借りてきたのだけど、こみあげる笑いを抑えるのが大変で諦めた。 サブタイトルがださださ、でも内容はキッチュなのは目次を見れば分かる。例を挙げれば ネコのダニを自分の耳に入れた勇敢な獣医師の実験 悪臭――腸内ガス瞬間脱臭フィル…

図書館で借りた本

・荒俣宏 『本朝幻想文学縁起(コンパクト版)』 集英社文庫 "震えて眠る子らのために" というサブタイトル。 荒俣版・百物語という構成をとって日本幻想文学史の藪中に分け入る。 夢野久作『ドグラ・マグラ』の美人死相図の元ネタと思しき図版が見もの。 ・…

エンデュアランス号漂流(新潮文庫)

エンデュアランス号漂流 (新潮文庫)作者: アルフレッドランシング,Alfred Lansing,山本光伸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/06メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 44回この商品を含むブログ (34件) を見る自宅の本棚の片づけをそっちのけにして図書館で…

武田百合子『遊覧日記』 (ちくま文庫)

今日の通勤の友は、ちくま文庫の「遊覧日記」。武田花さんのモノクロ写真もよかった。

坂口三千代『クラクラ日記』(ちくま文庫)

ちくま文庫から出ている坂口安吾の奥さんの手記。中古市で昨日買ったのをさっそく電車の中で読み始めた。 「3人では幸せになれない」とアッサリと前夫との子を捨てて安吾のもとへ走り同居を始めたあたりから修羅の道行きが想起され、その後は良き夫と悪鬼羅…

夢野久作関連サイト

日本橋図書館で『夢野一族―杉山家三代の軌跡』(三一書房)を借りて読んでいる。久作を知るには父杉山茂丸をも知らねばならず、それはつまり明治〜昭和初期の裏日本政治史に触れることになる。読んでみれば確かに面白い。茂丸の著作にも興味が湧いてきた。 …

鈴木いづみ写真集/陰陽師11巻

IZUMI,this bad girl. Nobuyoshi Araki+Izumi Suzukiposted with amazlet at 08.10.25荒木 経惟 鈴木 いづみ Nobuyoshi Araki 文遊社 売り上げランキング: 135641Amazon.co.jp で詳細を見る荒木経惟×鈴木いづみの写真集が出ていた。内容的には再評価の過程で…

東京人「神保町特集3」

コンビニにあったので衝動買い。イラスト入り地図が気に入った。気になる古本屋がいろいろ載っている。現ナマを持たずに感性への滋養のつもりで行ってみようかと(小心者)。

「ぼっけぇ、きょうてぇ」読了

ああ濃ゆかった。満腹感つーか膨満感。

岡本かの子全集を読了

「河明り」は川本三郎のエッセイの内容から想像してたのと全然違った。岡本太郎に宛てた手紙も良かったが、かの子が激賞していた太郎の手紙の内容も合わせて読みたかった。

『岡本かの子全集』『ぼっけぇ、きょうてぇ』

通勤中は岡本かの子全集、昼は弁当食いつつ『ぼっけぇ、きょうてぇ』。 岡本かの子は読み慣れない単語が多いので、読み飛ばしが出来ない。年譜を見たら、明治〜戦前の人だった。仏教研究で歎異抄つったら、日蓮系か。そういや内田百輭の作品は語彙が少ないと…

図書館で2冊借りてきた

『ちくま日本文学全集・岡本かの子』 『ぼっけぇ、きょうてぇ』岩井志麻子

『虚無への供物』やっと読了。

『黒い水脈』は小説ではなく解題的なエッセイだった。

「虚無への供物」まだ終わんねー。飽きた。

マンガばっかし買った

"TANK GIRL"1-2巻:洋書。意地でも読むしか。 『まんがサイエンス8巻 ロボット特集』(あさりよしとお) nipper氏お持ち帰り。 『イエローバックス』(高浜寛) 既読の短編が良かったので購入。 アフタヌーン連載『茄子』(黒田硫黄) 連載終了。がっくり。…

まだまだ『虚無への供物』

トリック合戦に正直飽きがきている。目を見張るようなトリックよりも、怪奇小説特有の澱がないと物足りない。乱歩より夢野に惹かれるのはキットそこだ。中野の古本市で3冊購入。〆て800円也。文庫2冊+古雑誌。 龍謄寺雄特集の「えろちか」を発見。500円。…