・荒俣宏 『本朝幻想文学縁起(コンパクト版)』 集英社文庫
"震えて眠る子らのために" というサブタイトル。
荒俣版・百物語という構成をとって日本幻想文学史の藪中に分け入る。
夢野久作『ドグラ・マグラ』の美人死相図の元ネタと思しき図版が見もの。
・中村うさぎ『人生張ってます』 小学館文庫
岩井志麻子、西原理恵子、斎藤綾子、花井愛子、マツコ・デラックスとの対談集。
人選が濃ゆすぎ。
・京極夏彦『どすこい(安)』 集英社文庫
「地響きがする――――と思っていただきたい。」から始まるあつくるしいパロディ?短編集。
肉汗脂肉汗臭肉肉という感じの描写がえんえんと。
・アルフレッド ランシング『エンデュアランス号漂流』 新潮文庫
以前触れたので割愛。