引きの悪い日

探したい古本が2点あったので、神保町まで出向く。あの街に日曜に行くのは馬鹿と知りつつも、散歩も兼ねて。地下鉄を降りて地上に出たら、やたら賑やかだ。「古本まつり」の日に当たったらしく、見たことないくらい混雑していた。あんなに歩きにくいすずらん通りは初めてだ。古書センター方面に行ったら、界隈のエスニック料理屋さんが屋台を出していたのでマンダラのキーマカレー(400円)を食べる。程よい辛さで美味しい。立って食べている時に、さくら通りの奥に旧わかしお銀行の建物が視界に入った。ああ無事だったんだと嬉しくなった。
中野書店に行くもお目当てのマンガは見つからず。混んでたのでボンディのカレーは諦めた。すずらん通りに引き返して三省堂書店の隣りにある古書モールの5Fを覗くが、やはりお目当ての本はない。久々に雑然とした古本屋に来たので黴臭い匂いにウットリしながら棚をぶらぶら見ているうちに夕方になった。
テクテクと秋葉原まで歩いてパーツ屋界隈を徘徊。ラオックスのザ・コン閉店は知っていたけどいざ目の当たりにすると切ないものがある。栄枯盛衰。他にもお気に入りの古い建物がいくつか消えていた。カレー屋トプカまで戻るかと思ったら閉店の18時を過ぎてた。
まあ、こういう日もあるか。平日に休みが取れたら昼間にまた行こう。お目当てのものが見つからなくても、素敵な建物がたくさんあるから。そしてスイートポーヅで餃子でも食べよう。