はやぶさ地球帰還パブリックビュー@相模原JAXA宇宙研


小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げから7年ぶりに地球に帰還する。月よりも遠い惑星に到達し、帰還するのは史上初の快挙であるが、その道程には数々の苦難があったことは皆様ご承知の通り。
その「はやぶさ」が地球に帰還、というか小惑星イトカワのサンプルが入った可能性のあるカプセルを放出後、大気圏突入して燃え尽きるのが確実になったため、それを見届けるためのイベントが「はやぶさ」の故郷、相模原で行なわれたのに幸運にも現地で立ち会うことが出来た。


16時30分、東中野から相模原に向けて出発。首都高から東名に向かう途中で3月に開通した大橋ジャンクションを通った。
普段、車に乗る機会がないので、見学会以来開通したのを見るのは初めて。首都高の用賀IC手前辺りで、右側に駒沢給水塔が見えたりして相当テンション上がった。


18時前くらいに相模原JAXAに到着。はやぶさを打ち上げたロケットの模型でお出迎えされてビビった。展示室にも探査機の模型が色々あって、ここが日本の宇宙開発最前線であることを実感する。

一般の人が入れたのは2箇所で、もともと予定していたパブリックビュー会場は早々に満員になったため、展示室の生中継用スタジオを急遽広げて観客を収容した。19時30分からの中継開始で、カプセル切り離し〜大気圏突入は23時頃。予定時間通りの進行で、中継の合間には開発・運用関係者からのメッセージ紹介や、計画概要の映像を送出して繋いでいた。

ここからは想定外の事態。21時過ぎに、はやぶさコスプレの一般客が登場して会場騒然。中継映像の後ろで報道陣の囲み取材が始まった。

はやぶさ大気圏突入予定時刻の20分前。物凄い数の観客が見守っている。最終的に1500人くらいとの公式発表が後日あった。


おまけ。JAXAのマスコットキャラと宇宙服キティちゃん。
やれやれとイベントスペースから出て、帰る前に記念として「はやぶさ」実物大模型の前でリポビタンDで乾杯など異様なふるまいをしていたせいか、北海道から見に来た同行者がメディア取材を受けたり、ついでに私もしゃべったりしたのだけど、果たして放送で使われるのだろうか。(追記:次の日10秒程度放送されましたw)
帰りの車内ではノーパソを引っ張り出して、続報やら動画を見ながら大盛り上がり大会。雨の中三鷹に帰着したのが1時頃。交通費ロハで参加させてもらってバチが当たりそう。ありがとうございました。
そしてはやぶさくん、おかえりなさい。お土産の回収は明日以降始まります。これで終わりではなく、未来への大きな一歩であることを祈ってます。