中華そば江ぐち閉店


本日1月31日で閉店の「江ぐち」に行ってきた。並ぶのはハナから承知で、行かないと後悔しそうな気がしたから。
2時間半並んで、白い暖簾をくぐって店内に入ると、いつもの麺茹でおじさん(通称タクヤさん)は客席の後ろに回っていて、若いお兄さん(通称ハシモトくん)が麺茹でを担当していた。「お待たせしてすいませんね〜、麺はちょっと待ってください、ビールとチャーシューはすぐ出せますからねっ!」と明るく応対してくれる。その声につられてビールを注文。外でいっぱい待ってるし、今日は飲むつもりじゃなかったのに。「若いのに商売上手だなあ。」と私が云ったら店内一同が爆笑。今日で閉める店とは思えない和気藹々さ。
古くから通ってそうな年配の男性客が、明日からどーするの、と質問。客一同が固唾を飲んで見守ってると、ハシモトくんはテキパキと仕事をしながらも口調はのんびりと「そうですねえ、旅にでも出ようかなあ」と。おやっさんはどうせ競馬でしょ、と誰かが付け足して、またみんなで爆笑。万事がこんな調子。こんな明るい江ぐち初めて見た。
そして私はハシモトくんが作ったチャーシューワンタン玉子麺を初めて食べた。いつもどおりにおいしかった。
ほんとうに営業再開するのか分からないけど、もしやるなら三鷹でまたやってほしいな。待ってます。