中華そば江ぐち

小説 中華そば「江ぐち」 (新潮OH!文庫)
twitter「江ぐちが1月末で閉店する」という投稿が流れてきた。あと10日しかないじゃん!
ご近所にお住まいのマンガ家久住昌之氏がこの店を舞台とした小説を書いてるのを知って、『小説 中華そば「江ぐち」(新潮OH!文庫)』を読んだばっかりなので尚更びっくり。
久住さんの投稿でもその話題が出ていたので、帰りに寄ってみることにした。


食べたのはワンタンメン玉子入りで650円。麺は太くて固いので、好き嫌いが分かれるようだ。スープは澄んだ醤油味。だしは煮干しかなあ。不思議なコクがあって、どこの味にも似てないのが謎だ。具材は太くて柔らかいメンマ、ナルト、豚バラチャーシュー1枚。ワンタンと玉子は麺と同じ鍋でエイッと茹でてしまうのが見ていて面白い。
標準のラーメンは450円。でもだいたいのお客さんが好きなようにトッピングを注文して入れている。元が安いので色々入れてもたいした額にならないのが良いのだ。チャーシュー皿・タケノコ皿をとって、ビールを飲んでいる人も居る。いつも通り、なのだけど何かが違う。お客さんが帰るときの挨拶も心持ち長いし。帰り際に店員さんに色々聞いて行く人もいるので、その話につい聞き耳をたててしまう。
お金を払って店外に出たところで閉店の貼り紙を改めて読んでいたら、若い大きな店員さんが外から戻ってきたところだったので、閉店のことについて話を聞いてみた。それと中で聞いた話をまとめてみると

12月7日におばちゃんが亡くなって、12月末に社長が相次いで亡くなった。
食品衛生責任者が社長だったので、審査を新規で受け直さなければならず、今までずっと何十年も更新していたのが新たに認可が下りるのか、今の段階では全く分からない。
人員も減ってしまったので、体制的に仕切り直しということで一旦閉店するが、近いうちに再開したい。

忙しい中で丁寧に説明して下さってありがとうございました。営業再開を楽しみに待ってます。