新宿御苑前ランチ:古月/中華/新宿1-5-5-2F

古月/穴子の香味揚げ

定期的にランチメニューが入れ替わるのでチェックが欠かせない。今のメニューは定番の麻辣豆腐と叉焼・合鴨・肉詰めの丼の他に季節モノが2種。栗と豚の煮物、穴子の香味揚げ。どっちもウマそー、ということでランチ2種盛り1500円を注文。
まず煮物。東坡肉(トンポーロー)と角煮、栗のシロップ煮と干し椎茸が具で、こっくりしたタレで煮込まれて土鍋でグツグツのが来た。豚肉は周りがイイ頃加減に焦げ目がついて香ばしい。口に入れるとトロトロと溶けていく。何だか分からないが濃厚な味なので、ご飯に合うったらない。でも悲しきかな貧乏舌。2〜3口食べたら飽きた。普段はこってり味を食いつけないからだと思う。ドンブリ一杯食えと言われたら無理。でも最初は極楽だったので次にあったらまた頼むだろう。
穴子の香味揚げは悶絶モノだった。一口大の穴子の天ぷらに、ニンニクとネギの香りを移したソースがかかっている。口に運ぶとまず穴子がフワッと、一拍遅れてニンニクとネギ連合軍の香ばしさがブワワッと襲ってくる。キター!!と絶叫したいくらい。付け合せは野菜の素揚げ。マイタケ・しめじ・ししとう・パプリカ。こいつらもソースに絡めちゃう。歯ごたえシャキシャキ、塩加減も絶妙でこちらもご飯が進むこと。同席者と口も聞くヒマもなく、陶酔の中に浸りきっていた私達(2人共同じオーダーだった)。でもご飯のお代わりをもらうのを忘れないくらいには自我を保ち続けた。
そしてとどめはデザート。黄色いカスタードのようなソースに茶色いゼリーが浮いている。さつまいものおしるこ、と説明を受けた。いぶかしげに口に運ぶと、スイートポテトを豆乳で溶いたような甘味。ゼリーはさっぱりした紅茶味?こってり&さっぱりのタッグチームに完膚なきまでに叩きのめされた。
カーン。試合終了のゴングを薄れ行く意識の中で聞いたような気が。突然ですがここからは脳内ラジオ実況中継をお送りします。(プロレスの実況ラジオ風、場内のざわめきをSEに)アナウンサー:いやあもう最高の試合でした!どうでしたか解説のKさん?/解説:ええ、塩加減がまた絶妙で、しょっぱ過ぎないギリギリまでふってあるあたりがニクイですねえ!脇役のスープに入ってた干し椎茸も実にイイ仕事をしてましたよ!/アナウンサー:そうですね、次のタッグも実に楽しみです!このへんで本日の実況を終わります。さようなら!