カメラ絡みの記事2件

どっちもソニー絡み。
ひとつめはデジタルスチルカメラ市場でのキヤノンソニーの対決。デジカメ一眼レフ市場でダントツのシェアを誇っていたキヤノンだが、7月発売のソニー(αマウント)がコンパクトさで女性に受けて売れまくり、結果シェアを大幅に落とすことになった。しかしそれで黙っているキヤノンではない。1000万画素搭載の新 EOS KISS で初心者向け市場のシェア巻き返しを図っている。
ということで実写画像とか見れるらしい「EOS Kiss Digital X」関連記事リンク集

ふたつめはムービーカメラ。覇者ソニーに挑むパナソニックが犯した過ちについて。
-Apple Pro Video Tour 2006スタート、だが…(コデラノブログ)

小寺氏は映像系テクニカルライターで、もとはテレビ業界に長く居た人。上の記事をムリヤリ要約すると、パナソニックが新製品ビデオカメラのデモで、狡っからい設定をかまして「ソニーのよりウチのカメラが優秀ですよ〜」とやってたわけです。
狡っからい設定の内訳を説明すると、色の設定を細工して、自社のカメラで撮った映像が見栄えするように小細工してた。具体的に言うと、ソニーのビデオカメラ(1080i=XDCAM)は「ビデオガンマ」、パナソニック(720p=DVCPRO)のビデオカメラは「CineLikeガンマ」という設定にしておけば、前者はいかにもビデオで撮りました!っていうようなコントラストの強い圧縮された映像になるし、後者はフィルムで撮影したような落ち着いた色味になるから、元記事の『白飛びしない、発色が見た目に近い』という結果になる。小寺氏の指摘のとおり、映像を見慣れてるプロはすぐに気づくけど、ひっかかる人も多そうではあるだけにタチが悪い。HVX200 を売りたいのは分かるけど、そもそも比較してるカメラの質が違いすぎで話にならないし、小細工でどーにかしようというのからして間違ってる。こんなことしてると信用失くして最後に困るのはメーカー自身なのに。あーいやだいやだ。