ズボンズ+渋さ知らズ@上野水上音楽堂

反戦なんたらというイベントに上記2バンド出演というチラシを部屋で見つけたのは昨日のこと、あわてて知り合いに電話するも皆予定があるとのことでひとりで行ってきた。
(すさんでいたので不穏当な発言が多いです)


開場時間14時ちょうどに到着。春に同じイベントに来たときほど混んでいない。前回はとっぱじめが渋さで、飛ばしすぎて疲れてしまい、他の出し物は何も見ないで帰ったのだった。


今回はズボンズ・渋さをトリに持ってきていたので出し物全部を見ることになった。
しばらく図書館で借りた本を読む。『罪深き誘惑のマンボ (角川文庫)』。米国のサスペンス小説。なんでこんなの借りたのか。とにかく尻だのファックだのいう単語が万遍なく散りばめられた品の良い小説だった。途中でうんざりして場外に煙草を一服しにいくと出待ちのズボンズがヒマをもてあましてるように舞台袖をうろうろしてるのが見えた。


ちょうど読了した頃にズボンズ登場。初手からとばすとばす。客も負けじとついていく。知恵遅れみたいな男が脇にいる女につかまりながらずっとわめいている。元気だな。時間を大幅にオーバーして終了。ドンマツオはギターの弦を少なくとも2本はぶち切っていた。


渋さはどうせ前で見るんだからと荷物を持っていちばん前へ陣取る。後ろではさっきの知恵遅れ兄ちゃんがずっとわめいている。シャブ中かと思うくらい落ち着かない。ムダ打ちの多い犬コロめ。いざって時に役に立たんだろ。隣の女も見てないで何とかしろ。見るからに共依存カップル。きっと見えないところで殴られてるんだろうな。ステージでは平和ナントカの人たちがハングルの垂れ幕を張ってなんか叫んでいる。マイク使ってんだからわめかなくても聞こえるよ。これだから三国人は。あげくにここいいですか、とか言って隣に座った中年男性はセッティングしてる渋さメンバーに延々ヤジを飛ばしている。酒くさい。何しに来たんだアンタ?どうして今日の客層はこんなに荒れてるの?待っている間にも怒声の野次が聞こえてくる。ようやくセッティングが終わった。待ってましたとばかりに客が続々と前の狭いスペースに集まってくる。


こないだのさいたま芸術劇場のライブが正直なところ不発っぽかったのでドカンと行ってくれることを期待していたが、まったく裏切らない盛り上がりで心底堪能いたしました。
はねっぱなし。しかし客席のほうはというと、MC中に野次るわ、ステージに空き缶は投げ込むわでひどいもんだった。19時半頃に終了。
なにが国際平和だ。人ん家の戦争で心を痛める前に、やることがあるんじゃないのか。


公園を出てアキバ方面に少し歩くと上野デリーがあるので、荒んだ気持ちを癒そうとタンドリーセット1700円を注文。カレーはカシミール。デリーのタンドリーチキンはいつ食べても天に昇るくらい旨い。他の店ではだいたいパサパサしているので滅多に頼まないが、デリーと沼袋の「たんどーる」のだけはおいしい。生ビール1杯で気持ちよくなって、歩けるとこまで歩こうと湯島へ向かう。本郷を過ぎて江戸川橋を越えて神楽坂の山は登らずにうまいこと早稲田に出て、早稲田通りでそのまま高田馬場まで。所要時間1時間半。西武線で帰宅。ちょうど22時。ひざがガクガクします。さあ明日は中沢新一の生講義だ!


帰宅してからCS(フジテレビ721)で「Char meets 忌野清志郎」を観る。ささくれていた気持ちがだいたい治る。続けてグラストンベリーフェス2005が始まった。いつか行きたいなあ。