新宿御苑前ランチ:担々麺専科 Tongking (トンキン)

東京都新宿区新宿1-15-14
食べログSo Tasty-担々麺の紹介記事

担々麺の「担」は、坦(つちへん)じゃなくて担(てへん)が正しい表記だそうです。以前の記事はほとんど間違ってるので直さないと・・・
昨日のランチの帰り道、文明堂の前の交差点で「2月16日からランチ営業開始」という張り紙が風に舞ってから私の足下に落ちた。これは神の啓示に違いない。ということでその足で視察に向かい、店舗を観察。呼び込みを立てているということは気まぐれでなく本格的にランチ営業するということだな、と判断して早速行ってみた。
「So Tasty-担々麺」では五つ星の高評価店なので、以前に一度だけ夜に行ったことがあった。自分以外の客はすべて常連といった様子で店主と大声で話していた。担々麺自体は辛くて美味しいけどあまりに居心地が悪いので二度と行かなかったという経緯がある。



ランチメニューは担々麺(700円)とベトナム風ラーメン(800円)の2種類のみ。ベトナム風ってのは何か聞いてみたら、野菜が入ってるとのこと。タンメンみたいなもんだろうか。大盛り(たぶん100円)と半ライス(100円)のオプション可能だが、メニューには一言も書いてない。
ここの担々麺はスープ・麺ともに独特で、いわゆるゴマスープの担々麺を想像していくと酷い目に合う。担々麺というよりも麻辣(マーラー)麺といったほうがしっくりくる刺激的な味わいが特徴である。真っ赤なスープに太目の平たい麺。麺の上にはわけぎと辛い挽肉炒めが乗っている。
数年前におっかなびっくりで食べに行った際には似てる味が思いつかなかったが、今にして思えば「広島つけ麺 ぶちうま」のつけ汁に似ていないこともない。強烈に効かせた花椒(中国の山椒)と真っ赤なスープ、その奥に潜む甘みなど共通点は多い。大きく異なる点は、薬味のネギとゴマ以外は麺しか入ってないので、辛味に飽きた時に齧るもの(野菜や玉子などの具)がないのがつらい。卓上にある濃い目のジャスミンティーが口中の火事を鎮火するが、とてもそれだけではおっつかない。
あまりの辛さに耐えかねて「すいません、半ライスとかないですか?」と聞いたらあるとのこと。そういう最低限のことはメニューに書いておいてほしい。夜の客は常連が多いみたいなので、私のような一見客はそもそも相手にしてないのかもしれない。だから客単価アップの営業努力とか必要ないわけですね、なるほど。
夜の営業では接客態度に難ありとの口コミが見受けられるので、それ相応の覚悟はしておくとイザという時にびっくりしないで済むかもしれません。またランチ営業やめちゃうかもしれないので、気になる方はお早めにどうぞ。
食べ終わったあとも暫く口中のシビレは取れなかった。食後にアメが欲しくなるのは「ぶちうま」の刷り込みだな、きっと。今度はミルク系のアメちゃんを持ってくことにしよう。