細野晴臣&東京シャイネス@九段会館

パンフ表紙(部分)

同じ編成でのライブはハイドパークで観ているのだけど、これが最後かもと思ったのでチケット購入。指定席は下を向くとそのままおっこちそうな3階の右側でした。
パンフレットは3500円。Tシャツの値段じゃないの?とびっくりしたが内容を見て納得。


演奏曲目(覚えてる限りで。順番違うかも)

ろっか・ばい・まい・べいびい/暗闇坂むささび変化(はっぴいえんど)/ぼくはちょっと/風をあつめて(はっぴいえんど)/恋は桃色/ポンポン蒸気/ハイヒール・スニーカーズ(※ジャムセッション)/Lotus Love(YMO)/夏なんです(はっぴいえんど)/チャタヌガ・チュー・チュー/終わりの季節/はらいそ
<アンコール>風をあつめて/幸せハッピー(再結成HIS)/STELLA

ハイドパークで既に聴いたのもそうでないのもありましたが、個人的に思い入れの強い「チャタヌガ・・・」「はらいそ」を初めて生で聴けたのが嬉しかったです。「ろっか・・・」はいつ聴いても落涙しそうになります。「終わりの季節」はハイドパークのほうが臨場感があって(狭山で作った曲ということもあって)よかったように思いました。
「風をあつめて」は最初のテイクで声が出なかったのでアンコールでリテイク。矢野顕子さんのライブで間違えると「もといッ!」といってやり直すのをつい連想してしまいました。
「ハイヒール・・・」はスタジオでのリハーサル風に、細野さんがメンバーにフレーズの断片を指示してから、各自がアドリブを交えて音を重ねる過程を見せる趣向が白眉でした。海賊盤やアウトテイクスで聴かれるような、完成テイクにはないゆるやかなノリとフレーズのほころびが心地よいです。この曲を知らなかったので後で調べたら、ポール・マッカートニーの『公式海賊盤』に同名の曲が収録されてました。ブルースのスタンダードナンバーと細野さんもおっしゃってたように記憶していますが、ポールのアレンジはぜんぜん別物なので同じ曲とは分かりませんでした。
曲間には細野さんのMCが入るのですが、これがまたスッとぼけた味のあるもので笑わされっぱなし。自虐的だけどイヤミがないというか、聞いてるほうが腰砕けになるような、ああいうのは人徳なのか年の功なのかセンスの成せる技か。
ライブはお疲れになるかもしれませんがぜひいつかまた。そういえば来年のハイドパークはどうなるんでしょう?細野・鈴木両氏が今年と同じ趣向でライブをやるとは考えづらいのですが、来年の公式発表を楽しみに待ちたいと思います。


ついでに。ハイドパークフェスティバルのCS放送予定をメモ。録画しなきゃ。
フジテレビ721◇1/14(土)23:00〜25:00
http://www.fujitv.co.jp/cs/program/7211_226.html