個人情報漏洩:中野区が豪雨被災者名簿を流出させる [asahi.com]

http://www.asahi.com/national/update/1016/TKY200510160148.html

豪雨被災名簿をNHKなどに提供 東京・中野区長が陳謝(2005年10月16日21時48分)

 東京都中野区が、9月の集中豪雨で床上浸水の被害を受けた約800世帯の被災者名簿を、NHKや中野都税事務所に提供していたことがわかった。田中大輔区長は「不適切な取り扱いで区民に迷惑をかけた」として、16日発行の区報におわびの文書を掲載した。

 中野区によると、NHKと都税事務所から、それぞれ受信料免除と都税減免の手続き通知のため、名簿の提供を依頼された。個人情報保護条例では区の機関以外への提供を制限しているが、外部提供を認めている場合に該当すると解釈し、提供した。

 だが、被災者の一部から指摘があり、改めて検討した結果、本人の同意か個人情報保護審議会に諮るべきだったとして、名簿を回収。受信料免除と税減免以外への利用や複写されていないことを確認したという。

 NHK広報局は「受信料の災害免除の目的に限定し、厳正に取り扱いました」としている。

むー。こういうお粗末なことでは困ります。国勢調査もそりゃ集まらないよ。


余談になるけど災害繋がりで。民間企業でも災害被害者への無償修理サービスが行なわれていることを最近知った。携帯電話キャリアくらいかと思ったら、結構いろいろあるようだ。
うちは幸いにも直接被害がなかったのだが、4月に空気清浄機を購入したカタログハウスから豪雨の10日後くらいに1通の書面が届いた。内容は被災のお見舞いに続いて、水没被害があった機器についての無償修理の申し出であった。びっくりしたのと同時にユーザーへの配慮が行き届いていることへの安心感を覚えた。メーカーではなく販売チャネルでこのようなサービスが行なわれることは珍しいのではないだろうか。(って普通に他でも実施されてたら不勉強で申し訳ない)未実施の企業にも広まってほしいサービスだ。