ラージマハル/インド料理/渋谷区宇田川町

ラージマハル/三色カレーセット

今日明日と公休なので渋谷に出てきた。不案内なので、行ったことのあるカレー屋でランチ。個人的に信頼度の高いレストランガイド本「ザガットサーベイ」に出てるくらいなのでハズレではなかろうという姑息な意図もあったりして。ランチは1000円からで、セットメニューもいろいろ。めったに来ない店なので、張り込んで1400円の三色カレーセットにした。ナンかライス・サラダ・手羽先揚げ・デザート・ドリンク1種。カレーはバターチキン・野菜カレー2種。バターの効いたまったり系が2種と、カリフラワーとポテトがごろごろ入った爽やかな辛さのカレーで飽きずに食べられた。ナンは長さ40センチくらいでかなり大きめ。しかし冷めてもモチモチ感があるのが素晴らしい。デザートはオレンジゼリーというのも他では見ない。食後に温かいチャイをいただいて〆める。いやー満足満腹。
これから松濤まで歩くのが億劫になってきた。日差しガンガンだし。ああ眠い。重い胃袋を引きずるように東急文化村の裏へ歩いていくと、たくさんの中継車と報道機材が並んでいる。昨日の温泉施設爆発現場がすぐそばであるらしかった。繁華街からずいぶん近かったんだと今更ながらに驚いた。

大辻清司の写真 出会いとコラボレーション

http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/museum/20070605_ootuji.html
渋谷の松濤美術館で『大辻清司の写真 出会いとコラボレーション』展を見てきた。当方の勉強不足で存じ上げない写真家だが、先日カタログを見る機会があって興味が湧いた。まとまった展示が見られることもそうないだろうし、入場料が安かった(300円)というのも後押しになっている。大辻清司氏の活動については、1999年の展覧会「大辻清司写真実験室」の案内が分かり易い。
土門拳が提唱したリアリズム写真とは対照的に、前衛芸術としての写真、また写真以外の前衛美術との関わりが深い作品を数多く制作していた方であるようだ。氷紋や航空機の撮り方などは自分と似通ってる部分があって親近感が湧いた。写真に関する数多い評論活動の紹介として、当時のアサヒカメラ連載の記事がほぼ1年分展示されていて、考え方や人となりを知るための良い手がかりとなった。この記事は読み応えがあってカタログ(asin:4845907097)にも展示同様収録されている。(連載記事全てではなく、何回分かは抜いてあるらしい)。そのような過程を経て、徐々に芸術のための写真から街のスナップショットに興味の軸足が変遷していく様もつぶさに現されていて、丁寧な構成に好感を持った。

昭和-写真の1945-1989- 第1部(昭和20年代)

http://www.syabi.com/details/syowa.html
東京都写真美術館で開催中。4部構成で、今は第1部「オキュパイド ジャパン(占領下の日本)」を展示中。もうすぐ第2部に切り替わるので、その前に見ておきたかった。終戦直後の昭和20年代の社会風俗や人物を切り取った名作群に圧倒されて、別な階で開催中の「世界報道写真展」を見る気力はなかった。カタログは安価な割に読み応えがあったので購入してきた。

昭和の風景 (とんぼの本)

昭和の風景 (とんぼの本)