デス・プルーフinグラインドハウス

吉祥寺バウスシアターでの爆音上映会。レイトショーなので1300円。
要素的には、古いアメ車×カーチェイス×変態殺人鬼×美女たくさんのケツと脚×ゴキゲンな音楽。観るとサントラほしくなるのはタランティーノ映画の常である。
まずは結論から。クルマに詳しくなくても大丈夫!バカ映画が好きなら必見。泣ける映画とか好きな人にはまったくオススメしない。厨房度が高いので、宇多丸さん好きそうだよなあ。この時期はまだタマフルやってなかったか。
以下は暑苦しく語っちゃうので読みたい人だけどうぞ。
音響が爆音で音楽が好きな系統だったこともあって、たいへん楽しんできたのだけど、帰ってきてネットで評価を見ると惨憺たる有様。みんなタランティーノに何を求めてるんだ?むしろ真骨頂ってとこじゃないかと。
始まってしばらくは冗長という評価が多いけど、そんなのいつもだし(笑)あのグダグダからいきなり急転直下するのがタラちゃんのやり口なので、あれはあれで必要。
そんなんで観客をおとなしく帰してくれるワケないじゃん!と思ったら案の定のジェットコースターぶりで、後半はとにかくノーCGの生身カーチェイスをお腹イッパイに詰め込んでハイオシマイ!どーん。という爽快さ。
最初から最後まで息詰まる展開で、とにかくCGだの何だので埋め尽くしてどこもかしこも見どころだらけ、みたいなのばっかり観てると冒頭が冗長に思えるのかもしれないけど、いったい何を見てたのかと。あの場面は女どものクソみてえな話なんざ聴かないで、乳と尻と生脚だけ眺めてればいいんですよ。おうおう、エエ尻やのうって。グダグダなとこは全部そういう絵にしてあるのは演出上のサービス精神と後半とのメリハリをつけるためじゃなかろうか。
って無理解な評価に対して怒っても分からない人には一生分からないので無駄なんだけど(笑)、お好きな人にはたまらない系の娯楽作品ということで。