仙台3日目〜古本探索

朝食をいただいてから、古本屋巡りに出発。といっても最初から巡るつもりはなかったのだけど、見つからない本を探しているうちにハシゴすることになってしまった。快くつきあっていただいたKさんにはお詫びと感謝の意を捧げたい。
まずは品揃えがいちばん良さそうな「萬葉堂鉤取店」(萬葉堂書店HP)へ。1Fは普通の古本屋で、地下1Fは絶版書と文庫専門の書庫になっている。この地下書庫が今回の来仙の目的のひとつでもある。
理由1.絶版文庫本の品揃えと価格。ブックオフあたりでは到底見つかりそうもない絶版文庫本がザクザク置いてある。価格はまちまちだけど、稀覯本以外は一律で定価の半額となる。
理由2.古い本の奥付と装丁を見たいから。明治〜昭和の文学作品のオリジナル装丁を手にとって見る機会はそうそうない。私たちが今日入手できる文学の名作は、ほとんどが全集か文庫の形だけど、その作品が実際に世に出た時の形でそこにある事実を手にとって確かめられる。もちろん東京でもできなくはないけど、それを気が済むまでやるのは敷居が高過ぎる。そんなお金もないし、きっと追い出されるだろう。
愛子の同系列店と泉の萬葉堂をハシゴしたけど、最終的には見つからなかった。また来る口実が出来たと思えばいいさ。
晩ご飯は餃子食べ比べ大会。スーパーで16コ入り100円と288円のチルド餃子があったので、果たして価格差が分かるのかをテストする。同じように焼いて、いざ試食。・・・結論。ぜんっぜん違う!安い方は皮がヘナヘナで高い方は皮モッチリ。安いほうの中身はまずい肉まんみたいで、高いほうはラーメン屋の餃子並みの味がした。Kさんの奥様Tさんご提供の自家製チゲタレが効を奏してどちらも完食。魔法のようなタレだ。自家製牛スジカレーも美味しゅうございました。