牛久大仏をみる

茨城のBさん宅にて夏合宿中。ワタクシの馬鹿な提案から本日は牛久大仏見学へ。高さ120m、仏像世界一の大きさを誇る珍物件である。県内の建造物と比較すると新県庁舎や水戸にあるスネークキューブタワー(芸術館のタワー)よりも高いらしい。(参考サイト:『牛久大仏研究』
クルマでひた走ること1時間半くらいで大仏のふもとに到着。近くに大仏が見えてきただけで車内は爆笑。アタマでは分かってるのに「なんじゃアレは!」と突っ込みたくなるのは、現実感を超えたスケールの成せる業であろうか。クルマを降りて、拝観料?500円を払って園内に入るとお花畑が広がり、その向こうに大仏が立っている。園内入口には1000分の1スケールの大仏頭、実物大のラホツ(パンチパーマのカタマリ一つ分)が展示されている。大仏の胸にスリットが3本入ってるのは展望窓だろう。こんな日に限って抜けるような晴天で、モクモク湧き上がった入道雲を背負って絵ハガキみたいな景色になってる。デジカメが壊れてるのでポラロイドで撮ってみたら、色がベタ塗りになって尚更セットにしか見えない。
大仏の後ろに回ると胎内入口があるが、入場料を払わないと登れないのでシカトして周辺施設の「小動物ふれあい広場」へ。ウサギやタイワンリスが放し飼いになっている。暑さでヘタレたウサギは地面に穴を掘ってゴロゴロ寝ていた。場内の到る所に「ウサギをつかまえないで下さい」と貼り紙があるにも関わらず、子供づれのオヤジが「ウサギうまそうだな!」を連発し、イヤがる子供らに「耳をつかめ!」とけしかけていた。ウサギが食糧にしか見えないってことは余程に家計が苦しいのであろう。暑くて死にそうなので適当に切り上げて退散。
昼飯をウェンディーズで食べてたら、みるみるうちに曇って雨が降ってきた。熱帯のスコールのようなどしゃ降り。土浦に入る頃には雲を抜けたらしく晴れた。昨日風呂に入ってないので、途中で見つけた銭湯施設へ。土浦協同病院の裏あたり。入浴料は700円くらい。でんき風呂があったけど怖くて入らなかった。いろんなジェット式風呂を片っぱしから試してたらプール入ったみたいにぐったりした。小学生か。
途中で実家に寄ってもらって土産だけ置いてくる。引換えにビールと桃をもらって、スーパーで買出しをしてからBさん宅にて夕食の支度。庭で炭を熾し、食材を網で焼いて食べるという怠惰なアウトドア飯。キャンプ=豪華飯ではなく状況優先で行動する要領の良さは長年の訓練の賜物というか年の功であろう。シシャモだのホッケだのソーセージだのを焼いてたのでキャンプというより居酒屋みたいで笑える。肉より魚を選ぶあたりが三十路っぽい。昼間の雨のおかげで虫も少なく、満天の星空の下でビールを飲み、おとなの夏休みを満喫。しこたま酔っ払って9時頃には寝てしまった。