夏のような一日

朝からビールをぶら下げて御苑に向かう人を横目で見ながら出勤。一服しに職場から外に出ると、もわっとした熱い空気が漂っていた。
以前勤めていた日本橋浜町は、今日のような気温の高かった日の夕方になると潮の香りが一面に立ち込めていた。蛎殻町・茅場町・小舟町といった海に因んだ地名が多く残っているあのあたりは、ビルの乱立するビジネス街だが夕方には古の地名の残り香に染まっているように思えた。こんな夜に水上バスに乗りながらビールなんぞ飲んだらさぞかし良かろうなあ。