RAY

新宿武蔵野館3Fでレイトショーのみ。
次の金曜日までだったので、あせって見に行くことにした。
nipper氏と待ち合わせてライオンで晩飯食べてからほろ酔いで入場。


"What I Say" が即興で生まれたというエピソードが自分の中ではハイライトでした。
あとは主演男優のそっくりさんぶりが凄い。レイ自身が生前に指名した俳優さんだったというのを後で教えてもらって納得した。でもどうやって顔がそっくりとか分かったんだろうか。触ったのかな。


今月のレココレが関連する特集だったので立ち読みしてきた。
確か湯浅さんの評論だったと思うけど、黒人シンガーの大多数がゴスペル経験者であること、当時はゴスペルが聖なるもの、ブルースやソウルは俗なるものと明確な線引きがあって、JBですらその壁は乗り越えなかった。レイ・チャールズは自分のルーツにあるものを全部ぶちまけて楽曲を作ることで、ゴスペルの歓喜をソウルの快楽にアダプトさせることが出来て、現在のR&Bの始祖と呼ばれることになった。とかなり強引なまとめだけど、時代背景がよく分かった。売れっ子になってからのABC時代よりもアトランティック時代のを掘り下げればいいというのも分かったので、CD Univerce でいろいろ視聴してみることにしよう。